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レッスンにおける伝わり方の違い②

2016年8月19日

同じごとを伝えても、人によって伝わり方が違う一つ目の「理解の違い」についてお話します。

少し前、世間で流行った性格診断で、右脳タイプ、左脳タイプなどの分類がありました。現在の脳科学の見解では右脳派左脳派という分類は意味が無いとされていますが、人によってあることを行うときの癖のようなものは存在します。それをわかりやすく二元化することである程度の個人の傾向はわかります。

心理学においては、物事の理解するルートを大きく以下の2つに分類しています。

1.HOWタイプ(理系)
2.WHYタイプ(文系)

いわゆる理系脳、文系脳という分類で、この2つの考え方は決して交わらないとされています。というのも思考の時間軸がHOWタイプは未来へ、WHYタイプは過去へと全く違うベクトルを向くからです。同じタイプの人同士間での伝達は共感があり、すぐに理解できますが、違うタイプ同士だと思考経路に共通点がなく、全く伝わらないのです。

レッスンにおいて伝わらない大きな理由の一つが、この理解するルートの違いにあります。

この違いを認識するだけでも随分と歩み寄りが出てきます。思考のルートは違いますがレッスンにおいては目的は同じはずです。違いを受け入れ、より歩み寄った方法で伝えることを工夫し、また受け取る側も違いを理解をする努力は必要なのです。

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