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楽譜に忠実に

みなさんは「楽譜に忠実に」や、「楽譜の裏を読みなさい」などレッスンで言われたことはありませんか?

楽譜には、作曲家たちが自分の頭の中にあるイメージを、限られた手段でなんとか伝えようとする多くのシグナルが書かれています。発想記号やフレージングのためのスタッカートやスラーなど、目に見えて書かれているものから、その作曲家の特徴的な和声進行が故の重要な音や、楽器の特性を伝えるべく書かれている音列など。

後者はいわば楽譜の裏側の読むという読譜の熟練度が必要ですが、前者は注意さえしていれば誰にでもキャッチできるシグナルです。ノリや感情、自分の技術的都合に合わせるのではなく、書いてある通りに弾くのです。正しい意味で「楽譜どおりに弾く」ことが出来れば8割は音楽になってくれるのです。

とてもフレキシブルにそして音楽的にアゴーギグもタップリに演奏していて心に響くピアニストの演奏をじっくり楽譜と合わせて聴いてみると、アゴーギグは楽譜の裏側の部分ではありますが、その揺れもすべては楽譜どおりである事に驚かされます。

先ずは楽譜どおり弾く。とても大切なことです。


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読譜

Posted by kazuoney